どの給湯器を選べばいいのかわからない方、給湯器の種類を知り快適なお湯ライフを送りましょう。
毎年入浴事故で亡くなってしまう方が年間約19,000人、その多くはお年寄り・高齢者の方となります。
特に冬場は室温と浴室内の寒暖差が激しく、また湯船の温度は高めとなるので、血圧が大幅に変動してしまうため、「ヒートショック」を起こして倒れる方がいます。
湯船につかるとリラックスしてしまいついつい高めの温度で長湯に。そうすると「のぼせ」により意識がなくなってしまったり、体温が湯船の温度まで上昇し「熱中症」を起こしてしまうのです。
そうした意識がない状態・からだがうまく動かない状態で湯船でおぼれてしまう、倒れてしまい助けを呼べずに重症化してしまう、また最悪の場合亡くなってしまうのです。
こうした入浴事故は、家族が早期に発見することで重症化を防ぐことができるため、給湯器メーカーの「ノーリツ」「リンナイ」「パーパス」が見守ることが出来る機能を研究し、給湯器に取り入れました。
給湯器リモコンから無線LANを通じて、アプリからお知らせされる機能が搭載されたエコジョーズがあります。なぜアプリからなのかというと、外出中に同居しているお年寄りが入浴事故にあうのを防ぐ為、また遠くに住むお年寄りの入浴事故を防ぐため、見守りができるようにと開発されました。
主な機能に、ヒートショックが起きやすくなる浴室温度が低い状態を検知するとアプリでお知らせ、長湯していることを検知しアプリでお知らせされます。入浴事故以外にも、アプリでお風呂の湯はりや床暖房の運転を遠隔操作できるので便利です。
ヒートショックが起きにくいように、お湯はりを開始ボタンを押すと、まずは湯船のお湯を設定した温度から-2度で自動湯はりされます。そして入浴したことを検知すると、設定した温度までゆるやかに追い焚きが開始されます。この機能は、大幅な血圧変動を抑えるためのものです。
その他には、アプリ同様に入浴されている方に長湯していることをリモコンから音でお知らせします。台所リモコンでも、入浴している間ランプでお知らせされるため、家事をしながらでも見守ることができます。
気にかける・早く気付くことで入浴事故の重症化を防ぎましょう。